さらに...もう一つの腰椎疾患についてσ(^_^;)
2014年3月12日
腰部脊柱管狭窄症とは、加齢など様々な原因にて、骨・関節・椎間板・靭帯などが肥厚し、神経が通る管(脊柱管)を狭くし、神経や神経の血行を阻害し、症状が出現する疾患です。腰椎椎間板ヘルニアと同様に坐骨神経痛を起こす疾患の一つです。脊柱管狭窄症の症状の特徴として、しばらく歩くと、だんだん足が痺れたり重くなったり、痛みが出たりして、歩くことが困難になります。でも...「少し休むとまた歩けるようになる!!」という間欠性跛行という状態が、脊柱管狭窄症の症状の特徴です。
つまり、立位や歩行で足の痛みや足の痺れ・つっぱり感が出現し、前かがみで少し休むとまた歩けるようになる症状が出現します。同じように、足の血管障害でも同じような間欠性跛行の症状を出すことがありますが、姿勢を前かがみにしても症状の変化がでません。
診察ではまず、症状を聞き、足の力や足の動脈拍動を触知してみます。
必要に応じて腕と足のの血圧の比(ABI)で閉塞性動脈硬化症の程度をまつかクリニックで調べます。
画像検査ではX線を行いますが必要な場合はMRI検査を勧めます。
手術適応は腰椎椎間板ヘルニアと同様で、さらに保存的治療も腰椎椎間板ヘルニアと同様、コルセットによる安静や神経ブロック、脊髄の神経の血行を良くする薬、内服、点滴などがあります。
やっぱり、歩行障害が進行し、日常生活に支障が出てくる場合には手術を行うこともあるんです。
具体的には医師の判断により消炎鎮痛剤を使用したり、末梢の神経障害を改善するお薬を点滴したりします。(シアノコバラミン)さらに、神経に伴走する血管の血流を良くするお薬もあります。(プリンク)
日本は腰痛が有訴率第一位であり、日本人の8割以上が生涯において腰痛を経験している腰痛大国であります。腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などの場合もありますので腰や足に痛みや違和感、痺れを感じる方はまつかクリニックを受診して早期発見をしてくださいね(^_^)V